2004年1月28日
全日本教職員組合青年部常任委員会
全国の青年教職員のみなさん、いよいよ「10万人インタビュー」の第2期集中とりくみ期間が2月1日から始まります。
この「10万人インタビュー」は、昨年度、全教青年部が提起し多くの組織でとりくまれ、これまで、2700人以上の青年教職員にインタビューをしています。「10万人」というとりくみの名称から見れば、この到達点は小さな数字かも知れません。
しかし、私たちはこのとりくみに確信を持っています。
今、教育現場では、「授業がうまくいかない」、「いい授業をしたいのに、その準備をする時間もない」、「多忙で体がもたない」、「来年も雇用があるか心配だ」、こういった悩みを多くの青年教職員が抱えています。しかし、多忙化、管理強化がすすみ、職場の中の人間関係が希薄化するにともなって、同僚に相談し協力して課題を解決することもしにくくなってきています。
その中で、「子どものためにいい教育したい」、そう思って仕事についた青年教職員ほど、「いい仕事ができないのは自分の力量が劣るためだ」などと思い悩んでいます。また、長時間過密労働を強いられる中で心身の健康を破壊され、その結果、仕事をやめざるを得ない青年教職員も多く存在します。
私たちは、教育とは協力して子どものためになされなければならない、と考えています。しかし、前記のような現在の職場状況を見た時、その「協力」が自然に、かつ容易に形成される、とは考えていません。とりわけ受験競争の中で育った現在の青年教職員は、自分をありのままにさらけ出し同僚に相談することや、同僚と一緒に教育力量をつけていこうと呼びかけ実践することが苦手な世代です。
そこで、私たちは呼びかけます。
このような状況だからこそ、子どもたちに良い教育をするためにも、自分自身が納得して仕事をするためにも、「意識的に」人間関係をつくっていきませんか。隣の人がどのような思いを持ちながら、仕事をしているか、聞きとってみませんか。ある意味、この呼びかけは、今さら取り上げるまでもない、当然の呼びかけだと思うかも知れません。しかし、それだからこそ、呼びかけます。
2700という現在の到達点は、最初に書いたように決して多くありません。
しかし、この数字は出発点に過ぎません。
もっともっと多くの青年教職員の声を聞き取り、その悩みを共有し、ともに力量を高め、本当に子どもたちのためになる教育を実践していきませんか。また、自分たちが安心して働ける労働環境に改善していくためには、どうしたらいいのかを一緒に考えていくステップとしませんか。
全教青年部は、この2月の集中期間開始を前に呼びかけます。