元富士通人事部員があかす、富士通「成果主義」の失敗の真相。成果主義自体の否定ではないですが、成果主義が失敗した理由を、
@ 富士通の成果主義のシステムの不備
A 日本の社会が成果主義に適していないこと
B 運用した人事部の問題
と、 あるべき成果主義の姿を描いていて面白い本です。
「日本で最初に成果主義を導入した」富士通が、その成果主義によってどんどん悪くなる様子が描かれています。
たとえば、
@ 富士通が成果主義を導入したきっかけが、ずばり給与の総額抑制にある、とか、
A 自己目標を設定して評価するので、誰もが挑戦的な目標を設定しない、とか、
B 赤字部門の整理など、企業の経営上は大事だが、消極的に評価されるものに誰も取り組まなくなった、とか
C 絶対評価だと言いながら、実は上では相対評価になっていた、とか、
D 実際に相対評価が社員のやる気をなくすので、ほんとに絶対評価にすると、みんなの評価がバブル的に高く なった、とか
E 管理職の評価が公表されない、とか
教員評価を考える際にも、重要な問題が指摘されています。