2.「ビミョ〜」に関する一考察
☆「流行語大賞」に異議あり!?真の大賞は・・・
古い話で申し訳ないが、2002年の「流行語大賞」に選ばれたのはご存じ「タマちゃん」であった。この結果を「まあ話題になったしねえ」と納得した人も多いだろうが、「えっ、固有名詞(?)が流行語?」と軽い違和感を覚えたのは私だけではあるまい。「流行語」とは、たとえば「やるっきゃない」(この方今ちょっと大変ですね)とか、「感動した!」(この方は別の意味で大変)とか、という「流行したフレーズ」なのかと思いきや、どうもそうではないらしいのである。う〜む。たしかに「タマちゃん」というのも「語」には違いないとは思うのだが、どうにも居心地が悪い。
え〜い、この際だから勝手に「真の流行語大賞」を認定してしまおう!
私が認定するのは・・・ダダダダ(ドラムロール)・・・♪ジャーン、「ビミョー」です!!
この結果に納得してくれる方も多いと思う。学校の先生ならば日頃生徒から何回聞かされていることか。たとえば・・・
(用例1)「これってカワイイ?」「ビミョ〜」
(用例2)「この問題わかる?」「ビミョ〜」
(用例3)「宿題やってきたか?」「ビミョ〜」
昨年度まで同僚だったある先生などはいい加減ウンザリしたらしく、「オレの前でその言葉を使うんじゃねえ!!(大意)」と生徒に「『ビミョ〜』禁止令」を出したほどである。だから私は流行語大賞は「ビミョ〜」に違いないと確信していた。だからこそ「タマちゃん」という結果にカクッときたわけである。
・・・という話をあるクラスの世界史の授業で話のマクラとしてしたところ(どこが世界史なんだか。もちろん、授業中ずっとそんな話をしてるわけではない)、私があまりにも力説したのですごく印象に残ったらしく、他のクラスの友だちに「ねえねえ、今日の世界史、すっごくおもしろかったんだよ!!」と教えたり当番日誌に書いたりした生徒もいたらしいのである。まあ、生徒の印象に残る話ができたというのはとりあえずはうれしい。教師冥利に尽きると言ってもいい。・・・それが本来の世界史の話題だったらもっとよかったのだが(笑)。
さて、この「ビミョ〜」であるが、たしかに「とりあえず、はっきり答えるのが難しい(めんどくさい)場合」にこれほど便利な言葉はないだろう。新聞・TVのニュースでも「○○が××になるかどうかは微妙な情勢」などとよく使われているし。
よく考えれば、白黒はっきりさせることをあまり好まない、正面切って責任を取りたくない、正に「あいまいな日本の私」たちにこれほどふさわしい言葉はないのかもしれない。ちなみに、私個人はかつての同僚と同じく、この言葉はあまり好きではないので、できるだけ使わないようにしている。その意味では私は「日本人」的ではないのかもしれない。・・・しかし、それにしてもナットクできないなあ、流行語大賞(まだ言ってる)。
えっ、こんな話がいったい何の役に立つのかって?う〜ん、それはちょっとビミョ〜だなあ・・・。
P.S 某英会話教室のCMでは、これを「I supporse・・・」と訳していた。そうなのか!?