メンタルヘルスの部屋

2,503人

皆さんはこれが何の人数かおわかりでしょうか。
実は、2001年度に精神性疾患で休職した公立の小中高校の教員数(文科省まとめ)なのです。
この数字は前年度に比べて11%も増えて過去最高を記録し、現在も増え続けています。しかもその割合は病気休職者の実に48%(ほぼ2人に1人)にのぼっています。多くの精神科医が、これらは氷山の一角にすぎずその陰に相当数の「予備軍」がいる、と分析しています。
こうした状況は、国や地方自治体などが自らの教育行政の不備を率直に認め、少人数学級の実現や教職員定数の増員など教職員がのびのびと力を発揮できる教育条件づくり、そして教職員の心の健康への全面的なサポート体制の整備などの根本的な対策を早急に行わない限り、さらに深刻化することは確実です。
「学級崩壊」などの責任を一方的に教育現場に押しつけたり、教職員の管理強化や「指導力不足教員」認定制度、「成績主義賃金」制度などの導入をはかったりすることでは、決して問題は解決しません。


メンタルヘルスに役立つ情報

心の健康を害する先生が増えてもっとも影響を受けるのは、いうまでもなく子どもたちです。先生が心身共に健康でなければ、いい教育はできません。また、その先生たちが力を合わせるからこそ、子どもたちは大きく育つのです。ですから、悩んでいる青年教職員の皆さん、どうか一人で問題を背負い込まないでください。疲れたら、どうか遠慮なくゆっくり休んで下さい。「休んだりしたら同僚に迷惑がかかる」そう思ったあなたの心からは、すでにS0Sが発せられているのです。
※下記は管理人が個人的におすすめするWEBページ、書籍などです※

名称等 内容/管理人おすすめポイント
「心の病気のセルフチェック」や「うつ病教室」などで心の病に関する正しい知識と治療法が学べます。また「病院検索」では最寄りの心療内科などが検索できて便利です。
職場の健康・安全衛生Q&A

働くもののいのちと健康を守る全国センター 編
学習の友社 ¥1,300
職場で現に発生している事実を基に、労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法などに関する「こんな時どうすれば?」という疑問に答えます。
職場のメンタルヘルスが
とことんわかる本


鈴木安名・著     発行/連合通信社
 発売/あけび書房
 ¥1,200+税
三島共立病院・鈴木安名氏の著書。「人間が職場で発揮する力=ワーキング・パワー」の観点から心の健康を考えます。
教師がつらくなったときに読む本

諸富祥彦・教師を支える会 編著
学陽書房 ¥1,700+税
1999年に結成された、千葉大助教育学部教授・カウンセラー(臨床心理士)の諸富氏を代表とする会の著書。現役教師が語る対生徒・保護者・同僚などとのつらい体験談、学校改革への提言などがあります。
精神科へ行こう!

大原広軌・著、藤臣柊子・漫画
情報センター出版局 ¥1,200+税
著者二人が自らのうつ病・パニック障害の体験などを綴っています。読み終えると「悩むより早く病院に行って幸せになった方がいい」という気持ちになれます。
NHKきょうの健康 Qブック(14)うつ病
憂うつ、興味・意欲の減退、不眠

監修=上島国利(昭和大医学部教授)
 NHK出版 編 ¥750+税
誰でも一度はかかる「心の風邪」=うつ病を早期に発見し再発しないためのノウハウを満載。豊富な症例を基に、すでに大きな効果をあげている治療法をわかりやすく紹介しています。


※作成協力=静岡高教組