2003年 原水爆禁止世界大会

2003年 原水爆禁止世界大会が2003.08.02〜09、長崎で開催されました。

◆参加者の声<1> 平和のための「想像力」を!

特に心に強く響いたのが、浦上天主堂の瓦礫の破片でした。50トンもの重さのものが、30メートルも飛ばされ、地面に潜り込んでしまっていました。当時の爆風の強さが感じられました。

「残念ながらこうした生々しい被爆の跡を残す建造物も減りつつあり、被爆者も年々少なくなってきている。長崎の建造物も、きれいに整えられ、「悲惨さ」をそこから読みとるのは難しい。戦争、原水爆の悲惨さをしっかりと胸に刻みつけるために、よい資料をたくさん見て、一人でも多くの方から話を聞いて、想像力を鍛えてほしい。」
一緒にモニュメントを巡った72歳のおじいさんは、そう言っていました。

もし、58年前の8月6日、8時15分、広島に自分がいたとしたら。
もし、58年前の8月9日、11時2分、長崎に家族がいたとしたら。
もし、イラクで自分の大切な人が戦争に巻き込まれていたとしたら。

こうした想像力は本当に大切だと思います。
想像力の欠如している一部の人々が、まさに戦争を起こし、核爆弾を使おうとしているのだと思います。
戦争体験を聞き、被爆した建造物を見、そのときのことをしっかり学び、リアルにイマジネーションできれば、二度とそれを繰り返そうとは思わないはずです。

全国で平和の取り組みを進める若者の集会「peace jam」が、2日目の夜に行われました。高校生、大学生、職場の若い人たちが、本当にいろいろな活動をしている様子を知って、とても元気がわいてきました。

東京から長崎まで、91日間かけて、平和行進をした19歳の子は、「私は弱いから、何もできない。だけど、58年前にあったことを、自分なりに体に刻み込むために、私はここまで歩いてきた。私は弱いけど、歩くことならできる。こんな自分でも訴えることができる。」と言っていました。すごく感動しました。

閉会集会では、様々な人から報告がありました。いろんな国の人がそれぞれの立場で何かをしようとしている。障害のある人も、それぞれの立場から訴えている。その姿をみて、自分も何かができないか考えさせられました。

若い人がたくさん参加した大会でした。舞台に乗り切らず、通路まであふれて「世界に一つだけの花」を合唱した若い人たち。エネルギーにあふれ、本当にたくさんの元気をもらいました。

情勢はほんとうに厳しいですが、厳しい情勢を変え、次の世代には平和な世の中を渡してあげられるように、自分にできることを一つずつ行っていきたいです。
(全教青年部)

◆参加者の声<2> 被爆者には遠い「戦後」
3回目の長崎でした。

今までは、動く分科会で佐世保基地見学に参加したり、遺稿めぐりをしたりしました。今回は、初めて自分がリーダーとなって、被爆者の方のお宅を訪問。高校生を含めた9名と一緒に、短い時間でしたが、お話を聞くという経験をしました。

58年前、落とされた原爆は、そのときに長崎にもたらした惨状も悲惨なものですが、今なおその放射能の影響で、毎日病院通いが続いて、体調がよくない、記憶力もよくないなど、、、被爆者の人にとっては、戦後は訪れていないことが改めて感じられました。人は人をここまで不幸にさせる権利はない。だから、余計核兵器は許せないものなのだと感じました。

ただ、体験を話されたおばあさんの横で座っていた息子さんが(この方も当時4才だったそうですが)、「武器を持つと人間はそれを使いたくなる。だからみんなが持たないのがいいのだけれど、一つの国でも武器を持っていたら、それを防御するために武器を持とうとする気持ちもわかる。その状態で、世界が武器を持たないようにするには、どうすればいいのか。私たちはだんだん年老いて行くけれど、若い人たちに平和な世界を引き渡せるよう、がんばっていかなければいけない」と言われたのが、印象的で、考えさせられました。

すぐ、どうすればいいか正直思いつきません。
しかし、まず、少なくとも自分か今回、見て、感じたことを身近な人々に伝えていきたいと感じています。
原水禁大会は参加してみて良さがわかる大会です。
是非、まだ参加したことがない方にはおすすめします。
(全教青年部/大阪から参加)

◆参加者の声<3> たくさんの仲間と共に

世界大会に参加して何に一番感動したって,核兵器廃絶を求める仲間がこんなにたくさんいるってことでした。会場に来ている人たちのまわりにももっともっといるわけで・・・。と考えたら,ものすごーく心強く感じ,元気をもらいました(^^)

国際会議から参加した時は,世界のあちこちからいろいろな活動をしている人たちの発言をたくさん聞くことができました。そのとき,2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議での「予想を反して」の大きな成果を知り,核を持つ大国に対して核兵器廃絶を迫るわたしたちの力は決して無力ではないし,むしろ「すごいじゃん!」と嬉しく思った年でした。

国際会議は一度参加されることをおすすめします(^0^)
世界の政府機関の方や地道な平和活動家たちの話を間近で(会場の前のほうへ行けば)聞くことができ,学べること必至です!!

「人の痛みを自分の痛みと感じられる」これって想像力や感受性ですよね。自分自身こういう感性が豊かでいたいと思うし,どうしたら想像力豊かな子どもたちを育てられるかなあと思います。

「子ども,保護者,地域,国民に対して『直接』責任を負う」教育専門家としてこの点でも研修に励みたいと思いますね。

(全教青年部)